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当社外断熱工法施工例

当社外断熱工法施工例
発注者
設 計
構 造
RC(壁式)造 3階建て
延床面積
419.9㎡
竣工日
担当者
所在地
大分市内
工事概要
共同住宅 1K 15戸

『外断熱とは』

外断熱は、建物の断熱層の位置もしくはその工法を指す。主にコンクリート構造物など熱容量の大きい建物の外側に、断熱層を設け、建物を外気から断熱して、建物の蓄熱(または冷却した状態)を逃がさないようにする方式。 逆に、外周の鉄筋コンクリート躯体の内側で断熱する工法は、内断熱という。

 

『外断熱の現状』

欧米では、コンクリート建造物の標準的な断熱工法としてドイツ・北欧を中心にオイルショックを機に数十年も前から使用されていた。

日本では内断熱工法が標準的に使用されてきたが、近年外断熱工法への注目が高まっている。 これまで日本では外断熱工法は外壁耐火性能の観点から高価な工法に限定されていて、外断熱建物の普及が遅れていたが、30年以上にわたる欧米での実績と、実大試験などによる耐火性能の確認を行った安価な外断熱工法の導入や、京都議定書に基づく省エネ効果への対策などが追い風となって、外断熱建物の新築や改修が増加している。 これまで内断熱で仕上げられることが普通だったマンションでも、外断熱を利用したマンションが販売され始められている。ただ、日本における外断熱のマンションは現在1%程度だと言われておりドイツやスウェーデンなどの環境先進国から大きく後れをとっている。
 

『外断熱の特徴』

建物(コンクリート構造物)の外側を断熱材で覆うので、建物の躯体が室温と同調し、以下の利点があるといわれている。

 

  • 室内に結露が発生せず、カビ・ダニの被害が抑えられる(アレルギー予防)。
  • 外気温変動による躯体の膨張収縮が少なく、耐久性が高い(低環境負荷・高資産価値)。
  • 高い熱容量を持つ躯体(特にコンクリート建造物では顕著)が断熱材の内側に置かれるため、室温の変動が抑えられ冷暖房の効率が良い。(省エネルギー効果)
  • 建物内部(部屋間)の温度差が少なく、ヒートショック現象が起こりにくい

 

躯体が断熱材に包み込まれるため、外気の寒暖から守られると同時に、大きな熱容量によって建物の温度変動が小さくなり、室温が快適な環境に保たれる。内装にコンクリート打ちっ放しも選べる。冬季にも外壁は室温と同調して高い温度に保たれるため、冬季に発生する壁での結露が起きにくく、カビやダニの発生を防ぐことができる。また、日射熱によるコンクリートの膨張収縮が減少し、躯体の劣化を防ぐことや、風雨に直接晒されないので雨滴のコンクリートへの浸入を防ぎ鉄筋の腐食防止にもつながる。これらの結果、内断熱建物に比べ健康で快適かつ長寿命の建物を容易に造ることができる。 ただし、一般に外断熱というと内断熱よりもはるかに高断熱の建物であり、外断熱の特徴の多くは高断熱によるところが多い。

 

『内断熱との比較』

 

・断熱性能
 
断熱性能はあくまで断熱材の種類と厚さによって決まり、断熱層の位置ではほとんど変わらない。ただし、断熱材を厚くし、高断熱化を計画しようとした場合、内断熱では室内が狭くなるなどの物理的限界や施工方法の問題があり、結果として高断熱=外断熱となる。
 
・熱容量について
 
内断熱と比較すると熱容量が大きく外断熱は温度変動がしにくいと言わることが多いが、コンクリート造の建物を例に出すと、熱容量は屋根、床、内壁、外壁が持っているが、屋根は外断熱とされることが多く、断熱層の位置が異なるのは外壁のみであり、外壁も実際にはほとんどが開口部であるため、熱容量の差は開口部を除く外壁部分のみと解するのが正しい。但し、外壁においてはコンクリートの熱容量の大きさが建物内部へ影響を与えてくるため、内側に断熱を行う場合その悪影響を考慮する必要がある。
 
・室温について
 
外断熱というよりも実際には高断熱であるのが理由であるが、外断熱は室温の変動が少なく、また冬季においても高い室温が確保でき非常に快適な環境が保たれる。ただし、室温が高いということは湿度が低くなり乾燥しやすいため、適切に加湿を行う必要がある。
 
・結露について
 
内断熱で作られた建物においても、24時間常時換気を行うなどの配慮を行うことにより結露を抑制することはできるが、外断熱の場合断熱層が躯体の外側にあるため、壁の温度が室温に近くなり、理論的にも冬季の結露発生は非常に起きにくい。
 
・建物の耐久性
 
外断熱工法の場合、コンクリート躯体が直接外気に接しないため気温による膨張収縮及び直射日光、雨水、大気汚染等からのコンクリート劣化の影響が少ないため、長寿命で100年以上の耐久性があるといわれている(参考:一般的な内断熱工法のコンクリート建物の建替周期は40年に満たない)長寿命のメリットを感じにくい面もあるが、スクラップアンドビルドが見直され、ストック型社会への移行を推進している中、高資産価値および環境負荷の低減効果がある。 ただし、躯体の長寿命化は進む一方、外装材の膨張収縮は逆に大きくなるため、対候性の高い外装材を利用するなどの処置は必要となる。
 
・建設コスト
 
外断熱工法の場合、躯体外側の施工期間の長期化や施工内容の複雑化のため、内断熱工法と比較して建設コストで約1.5割、土地価格もあわせた販売価格で約1割高くなる。

 

『RC造における外断熱工法の種類』

 

外断熱工法には大別して2種類の工法がある。

 

・湿式工法
 
コンクリート躯体に断熱材を接着させる工法。外壁を断熱材で支えることになるため外壁材には軽量であることが要求される。
 
・乾式工法
 
コンクリート躯体から支柱を張り出し、外壁を支える工法。湿式工法と比較し、外壁材と断熱材に制限が少ない反面、イニシャルコストが上がる傾向がある。また、形状の複雑な建物では徹底した断熱施工が難しく、デザイン的な制約が比較的大きい。
 
 
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